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I'M NOT spiritual t-shirt (SAND)<TREATMENT>/limited 50
シルクスクリーン/cotton 100%/6.0 oz/Pre-Shrunk/sand color



【TREATMENT】

即興/SOKKYOUによる補完プロジェクト。
99%のPURENESSと1%のBUSINESSを掲げ以下の効果を期待するものです。
1)古着だけでは伝えきれない即興/SOKKYOUの世界観の補給(99% PURENESS)
2)円安、物価高による経済的打撃へのダメージケア(1% BUSINESS)

当店による、当店を存続するための処方となります。
応援してくださる方、是非ご注文ください。


【I'M NOT spiritual tee <TREATMENT #3>】

「本当に健康な人間が望むのは、服従することだ」
これは映画監督 黒沢清監督の名作『カリスマ』に登場する森の青年の言葉です。

健康という理想郷を誰しもが目指した経験があるかと思います。
人間は1日に約20キロの空気を食べているようです。
喫煙者である私は日々灰色の空気をたべ、タバコのパッケージの半分を占める警告を目にしています。
にもかかわらず喫煙を続けるのは、映画の視座からいえば健康からの警告（健康への服従）を拒否している状態にあるということです。

ある人にとってそれは腸内環境であったり、ダイエットであったり精神衛生の場面かもしれません。

不思議なもので、これらどのアプローチからも健康は必ずといっていいほど我々に制約を課します。
健康（ある種の信仰）のために何かを排除/規制し、不自由（不便）という負荷をかけます。
『カリスマ』の同シーンにて「自由は一種の病気である」というセリフもでてくるのですが、「全てを等しく享受する状態はカオスである、世界の法則のための犠牲はやむを得ない」という青年の理念と重なります。

そして健康は、ある領域から宇宙や氣といった俗にいう「スピリチュアル」と紐付けられていき、現代科学とは別の価値観に支えられていきます。

私は興味深くなり「スピリチュアル」と「ナチュラル」の違いをAIに尋ねました。
すると前者は非科学的であり、後者は科学的である、という答えが提示されました。
自然は科学であるという当たり前の事実に随分納得いくと同時に、そういえば漢方のツムラのキャッチコピーは「自然と健康を科学する」だったことも思い出しました。

「スピリチュアル」は一般的に霊的/非科学と訳されます。
現代科学では説明が追いつかないエネルギーの存在を肯定します。
ある人は健康のために方角を気にし、ある人はパワーストーンを握り、ある人は医薬品ではないサプリメントを摂取するでしょう。
私たちの実生活に目をこらすと多くの場面で「スピリチュアル」と出逢います。
初詣やお墓参り、ゲン担ぎや縁結び。科学とは別の何かへの信仰です。


TREATMENT第三弾となる本作は
「私はスピリチュアルではなくナチュラルである」という言葉と
考えるきっかけとなった肺のイメージをシルクスクリーンでプリントしました。
※スピリチュアルを実践されている方はNOTの部分をマジックなどで消して、butをnotに書き換えても良いでしょう。

映画『カリスマ』において、主人公は秩序と混沌に翻弄されながら「あるがまま」の世界へ向かいます。各種サブスクサービスなどで是非観て、自分なりの答えを見つけてください。

80歳で元気にタバコを吸ってるお爺さんと飲み屋で一緒になった夜より。

(即興/SOKKYOU代表 点と線)

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［Size］着丈/身幅/裄丈(cm)

S:71/46/85
M:74/51/89
L:76/56/93
XL:79/61/97
2XL:81/66/100

※少し大きめなボディです。モデル着用サイズはLです。